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同志社大学の英語は何割必要?平均点・語数・時間配分を全日程で分析

同志社大学の英語は何割必要?平均点・語数・時間配分を全日程で分析

結論から言うと、同志社大学の英語は、主要な文系学部で8割前後(160点前後)を一つの実戦目標にできます。

ただし、160点は全学部共通の合格最低点ではありません。志望学部・受験日程・他科目の得点力に合わせて調整する必要があります。

この記事の要点

目標点主要な文系学部では、合格者平均が150点台後半~160点台になる年度・日程が多い
処理量直近2年は2,116~2,519語、14日程の平均は約2,310語
時間100分で長文2題、会話文、英文和訳、和文英訳まで処理する

同志社英語で重要なのは、単に速く読むことではありません。語彙・構文・段落の論理・設問根拠を正確に処理し、不要な読み直しを減らすことです。

単語・文法・英文解釈・長文・英作文をどの順番で勉強するかという全体像は、同志社英語の対策を基礎から解説した記事で扱っています。本記事では、何点を目標にするか、どの程度の分量を処理するのか、過去問結果から次の課題をどう決めるかに焦点を絞ります。

※平均点・語数は、2025年度・2026年度入試の公表資料を基準に整理しています。受験年度の正式な入試要項が公開された後は、配点・基準点・方式変更の有無を再確認してください。

結論:同志社英語は8割前後が一つの実戦目標

同志社大学の英語は、近年、試験時間100分・200点満点を基本とし、大問Ⅰ・Ⅱが長文読解、大問Ⅲが会話文という構成が続いています。

長文では、空所補充、同意表現、語句整序、内容一致、英文和訳などが出題されます。会話文には、1~2行程度の和文英訳も置かれます。

問題は、個々の英文がすべて極端に難しいことではありません。長い英文を読みながら、構造・論理・選択肢・記述答案を100分の中で同時に処理する必要があることです。

目標点は、学習段階に合わせて考えます。

  • 初回の過去問:点数よりも、未着手問題と失点原因を確認する
  • 学習途中:まず140点前後を時間内で安定させる
  • 直前期:志望学部・日程の合格者平均付近を、複数回再現する

主要な文系学部では、合格者平均が160点前後になる年度・日程が多いため、直前期の8割前後は有力な目安です。ただし、一度だけ160点を超えることより、150点台後半~160点台を100分以内で繰り返し取れることを重視してください。

なお、2026年度一般選抜では、法学部と経済学部の英語に80点の基準点が設けられていました。これは選考対象に残るための最低条件であり、合格を争うための目標点ではありません。

平均点と語数から難しさを把握する

2025・2026年度の合格者平均

同志社大学は、学部・学科・日程ごとに受験者平均と合格者平均を公表しています。

以下の「134→156」は、受験者平均134点、合格者平均156点を表します。

学部・学科2025全学部2025学部個別2026全学部2026学部個別
文学部・英文学科134→156130→152142→162138→158
法学部・法律学科132→159145→168143→166142→164
経済学部130→156126→150142→163134→157
商学部・商学総合コース133→160131→154142→166141→165
政策学部123→150117→141137→160143→162
心理学部131→156131→154140→165139→165

※大学が公表している3科目受験者の科目別平均を整理し、小数点以下を四捨五入しています。合格者平均は合格最低点ではなく、その点数を取れば合格できるという意味ではありません。

平均点は、問題の難しさだけで決まりません。問題量・設問難度に加え、その学部・日程を受験した集団の学力も反映されます。

そのため、異なる日程を一つの数字にまとめるのではなく、自分の志望学部・受験日程の合格者平均と比べることが大切です。

直近2年の語数

2026年度の各日程について、大問Ⅰ・Ⅱの長文と大問Ⅲの会話文の語数を集計しました。右端には、同じ日程の2025年度合計語数を併記しています。

試験日2026年度Ⅰ2026年度Ⅱ2026年度Ⅲ2026年度合計2025年度合計
2月4日916語856語449語2,221語2,519語
2月5日879語932語402語2,213語2,336語
2月6日950語913語424語2,287語2,445語
2月7日882語860語374語2,116語2,470語
2月8日938語878語420語2,236語2,426語
2月9日911語868語413語2,192語2,352語
2月10日947語751語422語2,120語2,413語
平均約918語約865語約415語約2,198語約2,423語

※語数は長文2題と会話文本文の合計です。実際には、設問文と英語の選択肢を読み、英文和訳と和文英訳の答案も作成します。

2025年度・2026年度の14日程を合わせると、本文・会話文は平均約2,310語です。最少は2,116語、最多は2,519語でした。

語数から判断すべきことは三つです。

  1. 普段500~600語の長文が中心なら、対策後半では800~1,000語前後の文章を読み切る練習を加える
  2. 2026年度だけでなく、2,400~2,500語程度へ戻る年度も想定する
  3. 合計時間だけでなく、本文を読む時間・設問を処理する時間・本文へ戻った回数を分けて記録する

「合計語数÷100分」で必要な読解速度を出すのは適切ではありません。100分には、選択肢比較、戻り読み、記述答案、見直しも含まれるからです。

過去問を2段階で解き、失点原因を診断する

過去問は、100分で終了してすぐに答え合わせをするより、二段階で解く方が原因を特定しやすくなります。

第1段階:100分で解く

本番と同じ条件で解き、100分になった時点で必ず印をつけます。

記録するのは、100分時点の得点、未着手問題、各大問の終了時刻、迷った問題、本文へ戻った回数です。

第2段階:答えを見ずに解き続ける

100分後も答え合わせをせず、時間無制限で最後まで解きます。追加で何分かかったかも記録してください。

これにより、「時間があれば解けた問題」と「時間があっても解けなかった問題」を分けられます。

結果主な原因次に行う対策
延長後に大きく得点が上がる処理速度・時間配分区切り時間を設けた演習
延長しても得点が上がらない語彙・構文・内容理解基礎教材・精読
内容は説明できるが設問を落とす根拠確認・選択肢比較設問別の復習
長文は取れるが和訳・英訳が空欄答案作成力短文記述練習
前半は取れるが後半で崩れる持続力・時間配分長いセットの通し演習
年度によって得点差が大きいテーマ依存・読み方の不安定さ幅広い長文と論理把握

時間無制限でも内容一致を多く落とすなら、速読練習よりも語彙・構文・根拠確認が先です。

反対に、延長すれば合格者平均付近まで取れるなら、難しい教材を増やすより、既に持っている知識を短時間で使う練習を優先します。

診断結果から優先対策を決める

すべての分野を同じ量だけ勉強する必要はありません。診断で最も大きかった原因を、次の2~3週間の優先課題にします。

語彙・構文で止まる場合

難単語帳を追加する前に、現在の単語帳の語句を長文中で素早く認識できるか確認します。

目標は、次の状態です。

  • 見出し語の主要な意味がすぐ出る
  • 品詞と基本的な多義語を文脈で区別できる
  • 熟語や前置詞との組み合わせを認識できる
  • 長文中で既習語に出会っても流れが止まらない

構文では、主節の主語と動詞、節の範囲、修飾先、比較対象、否定の範囲を短時間で判断できるようにします。

英文解釈の例文なら読めるのに長文で読み直す場合は、さらに難しい教材へ進むより、過去問から読みにくかった文を抜き出して構造を確認する方が効果的です。

段落理解・設問処理で落とす場合

一文ずつ訳せても内容が残らないなら、各段落の役割を「問題提起」「具体例」「反論」「結論」など短い言葉で整理します。

段落の役割が残っていれば、内容一致で本文へ戻る場所を絞れます。

設問形式ごとの確認順序も固定します。

設問形式最初に確認すること最後に確認すること
空所補充文法的に入る形逆接・因果・言い換え
同意表現品詞・目的語・前置詞文脈内の意味と語調
語句整序熟語や節のまとまり文全体の主語と動詞
内容一致主語・対象・範囲因果・程度・時間・筆者の立場

復習では、正解の根拠だけでなく、誤答が本文とどこでずれているかまで説明します。正解していても根拠が曖昧だった問題は復習対象です。

和訳・英訳で落とす場合

英文和訳では、日本語の美しさより先に、主語・否定・比較・助動詞・指示語・接続関係・修飾先を落とさないことを優先します。

失点は、構造の取り違え、単語の誤り、意味は分かったが日本語にできなかった場合の三つに分けてください。

和文英訳では、日本語をそのまま直訳できないときに、意味を保ったまま自分が使える基本構文へ言い換えます。

答案は、中心内容→主語と動詞→使える構文→時制・単複・冠詞・前置詞→会話とのつながり、の順に確認してください。

個別練習から100分の通し演習へ移る順序

  1. 長文1題を時間無制限で正確に解く
  2. 同程度の長文1題に上限時間を設ける
  3. 長文2題を続けて解く
  4. 会話文と和文英訳を加える
  5. 100分で全体を解く
  6. 複数日程で再現性を確認する

100分の時間配分と過去問の進め方

時間配分の基準

すべての受験生に共通する唯一の時間配分はありませんが、最初の基準として次の範囲が使えます。

問題時間の目安
大問Ⅰ・長文30~35分
大問Ⅱ・長文30~35分
大問Ⅲ・会話文・和文英訳20~25分
見直し・記入確認5~10分

35分前後で大問Ⅰ、70分前後で大問Ⅱ、90~95分までに大問Ⅲを終え、残り時間で空欄・記述・解答番号を確認する流れが一例です。

重要なのは、一つの問題に時間を使いすぎて、後半の解ける問題を失わないことです。内容一致で根拠が見つからない場合や、和訳の構造が取れない場合に、何分で一度飛ばすかを事前に決めます。

解く順番を変える場合は、同じ順番を複数回試し、得点と所要時間が最も安定するものを採用してください。

過去問の始め方と復習

過去問は、すべての参考書を終えてから初めて見るものではありません。早い段階で1年分を診断に使い、課題が分かったら必要な教材へ戻ります。

本格的な過去問演習へ移る目安は、次の状態です。

  • 標準的な長文で構文を大きく取り違えない
  • 各段落の役割を短く説明できる
  • 内容一致の根拠を本文中から示せる
  • 800~1,000語程度の文章を集中して読み切れる
  • 和訳・英訳を空欄にせず書ける

復習では、総得点だけでなく、100分時点と時間無制限の得点、大問別所要時間、失点原因、次回までに直すことを記録します。

次の過去問までの修正点は、一度に一つか二つへ絞ってください。

よくある判断ミスと入試方式の注意点

平均点や語数を確認しても、次のような判断をすると対策がずれます。

  • 単語帳が完成するまで長文を読まない:語彙学習と長文読解は、ある程度並行して進める
  • すぐに難単語帳を追加する:既習語の反応速度や構文が原因なら、教材の難度を上げても改善しない
  • とにかく速く目を動かす:粗く読むと内容一致で戻り読みが増え、かえって遅くなる
  • 英文解釈だけを何冊も続ける:一文が読めるなら、段落理解と設問処理へ進む
  • 内容一致を感覚で選ぶ:主語・範囲・因果・程度・筆者の立場を本文と照合する
  • 過去問の総得点だけを見る:同じ140点でも、時間切れ・設問ミス・記述の自己採点で状態は異なる
  • 合格者平均だけを追う:平均点との差を、語彙・構文・設問・記述・時間へ分解する

学部・入試方式による換算にも注意してください。

この記事では一般選抜の英語を原則200点満点として説明していますが、一部の学部・方式では換算があります。

2026年度には、グローバル・コミュニケーション学部英語コースの英語重視型で250点満点への換算、生命医科学部や理工学部の該当日程で100点満点への換算が行われました。

一般選抜、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜でも英語の扱いは異なります。出願時には、受験年度の正式な入学試験要項で募集人数・出願条件・配点・換算方法を確認してください。

次の2~3週間でやること

まず、比較的新しい過去問を1年分、次の手順で解いてください。

  1. 100分で解き、終了地点と各大問の時間を記録する
  2. 答えを見ず、時間無制限で最後まで解く
  3. 100分時点と時間無制限の得点差を確認する
  4. 失点を語彙・構文・論理・設問・記述・時間に分類する
  5. 最も大きい原因を、次の2~3週間の優先課題にする
  6. 別の日程の問題で改善を確認する

語彙が原因なら既習語の反応速度、構文が原因なら英文解釈、内容が残らないなら段落の役割、設問を落とすなら誤答選択肢とのずれを確認します。

時間だけが問題なら、大問ごとの上限時間と飛ばす基準を決めます。

個別に確認した方がよいケース

次に当てはまる場合は、総得点だけで優先課題を決めにくいため、答案と時間の使い方を個別に確認した方がよいでしょう。

  • 時間無制限なら高得点だが、100分では大幅に下がる
  • 内容は理解できるのに、内容一致を繰り返し落とす
  • 年度や文章テーマによって得点差が大きい
  • 英文和訳や和文英訳の自己採点が難しい
  • 150点前後から伸びず、戻る教材を決められない

100分時点の答案、大問別所要時間、使用教材、間違えた設問の種類、志望学部・受験日程まで確認すると、次に直すべき箇所を絞れます。

同志社英語の対策で悩んでいる方へ

長文読解、英文和訳、会話文、英作文、過去問演習のどこから始めるべきか分からない方は、まずは現在地を整理することが大切です。

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同志社英語は、約2,100~2,500語の本文・会話文を読み、選択肢を比較し、英文和訳と和文英訳まで100分で処理する試験です。

最初に解決すべきなのは、参考書の冊数ではありません。100分の中で、どの処理に時間を使い、どこで正確さを失っているのかを明らかにすることです。

原因を一つに絞り、2~3週間後に同じ条件で測り直してください。

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