Column
関関同立志望者が夏休みにやるべき勉強とやってはいけない勉強
関関同立志望者が夏休みにやるべき勉強とやってはいけない勉強
関関同立志望者にとって、夏休みは合否を大きく左右しやすい時期です。ただし、夏休みに長時間勉強すれば必ず伸びるわけではありません。大切なのは、今の学力と志望校との差を確認し、やるべき勉強とやってはいけない勉強を分けることです。
夏休みは「勉強時間を増やす時期」だけではない
夏休みは学校の授業が止まり、自分の受験勉強にまとまった時間を使える貴重な期間です。そのため、英単語、英文法、古文単語、日本史や世界史の通史、数学の典型問題など、基礎を一気に固めるチャンスがあります。
一方で、時間があるからこそ、やることを広げすぎて失敗する受験生も少なくありません。関関同立対策では、夏休みに新しい教材を増やすことよりも、入試で使える知識と解法を増やすことが重要です。
夏休みの基本方針
- まずは基礎の穴を埋める
- 苦手科目を後回しにしない
- 参考書を増やすより完成度を上げる
- 過去問は解くだけでなく分析する
- 夏休み後半には志望校レベルの演習へつなげる
関関同立志望者が夏休みにやるべき勉強
1. 英語は単語・文法・解釈を固める
関関同立の英語では、長文読解の比重が高くなりやすいです。しかし、長文をたくさん読んでも、単語や文法、英文解釈が不十分なままだと安定して得点できません。
夏休み前半は、英単語、英文法、構文把握を徹底し、夏休み後半から長文演習の量を増やす流れが現実的です。長文で間違えた問題は、本文を読み直すだけでなく、単語不足なのか、構文ミスなのか、設問の根拠を見落としたのかまで確認しましょう。
2. 国語は現代文と古文を分けて対策する
国語は「なんとなく読む」勉強になりやすい科目です。現代文では、本文の根拠をもとに選択肢を切る練習が必要です。古文では、単語、文法、敬語、主語把握を固めなければ、演習量を増やしても点数が安定しにくくなります。
夏休みは、現代文の解き方と古文の基礎を同時に見直す時期です。特に古文単語や助動詞を曖昧なまま秋に入ると、過去問演習で苦しくなりやすいです。
3. 社会科目は通史と復習の仕組みを作る
日本史や世界史は、夏休みに一気に進めやすい科目です。ただし、通史を進めるだけで復習が足りないと、秋以降に細かい知識が抜けてしまいます。
関関同立の社会では、用語の暗記だけでなく、正誤問題や時代の流れの理解も必要になります。夏休みは、通史を進めながら、前に覚えた範囲を定期的に戻って確認する仕組みを作りましょう。
4. 文系数学・理系数学は典型問題を反復する
数学を使う受験生は、夏休みに難問ばかりへ進むよりも、頻出分野の典型問題を確実に解ける状態にすることが大切です。解法を見れば分かる問題でも、自力で再現できなければ入試本番では得点になりません。
解いた問題は、解法の流れを説明できるか、数日後にもう一度解けるかを確認しましょう。夏休みの数学は、問題数よりも再現性を意識することが重要です。
5. 夏休み後半から過去問に触れる
夏休みの段階で関関同立の過去問が完璧に解ける必要はありません。ただし、出題形式や時間配分を知らないまま秋に入るのは危険です。
夏休み後半には、志望校の過去問に一度触れて、どの科目でどのような力が必要かを確認しましょう。点数に一喜一憂するよりも、秋以降に何を伸ばすべきかを見つけることが目的です。
夏休みにやってはいけない勉強
| やってはいけない勉強 | 理由 |
|---|---|
| 参考書を次々に増やす | 一冊あたりの完成度が低くなり、入試で使える知識になりにくいからです。 |
| 得意科目だけを長時間やる | 苦手科目の失点が残り、総合点で合格ラインに届きにくくなります。 |
| 過去問を解いて点数だけ見る | 失点原因を分析しないと、次の勉強に反映できません。 |
| 睡眠時間を削りすぎる | 集中力と復習効率が落ち、勉強時間のわりに定着しにくくなります。 |
| 計画を立てずに毎日始める | 優先順位が曖昧になり、夏休み後半に遅れが見えやすくなります。 |
夏休み中に注意したいサイン
- 毎日勉強しているのに、何が終わったか説明できない
- 苦手科目を「明日やる」と先送りしている
- 模試や過去問の復習が答え合わせで終わっている
- 教材の量だけが増えている
- 夏休み後半になっても志望校の出題形式を知らない
高3生と高1・高2生で夏休みの使い方は違う
高3生は、合格までの残り時間が限られているため、夏休みを「基礎完成から入試演習への移行期間」として使う必要があります。基礎が不安な科目は前半で集中して固め、後半には志望校レベルの問題へ触れていきましょう。
高1・高2生の場合は、いきなり過去問を解き込むよりも、英語と数学、国語の基礎を安定させることが大切です。特に英単語や英文法、古文単語、数学の基本問題は、早い段階で固めておくほど高3になってから有利になります。
夏休みの勉強計画を立てるときの考え方
夏休みの計画は、「1日10時間勉強する」といった時間だけで決めるのではなく、何をどこまで完成させるかで考える必要があります。たとえば、英単語を何周するのか、英文法の問題集をどこまで解き直すのか、社会科目の通史をいつまでに終えるのかを具体的に決めましょう。
また、予定通りに進まない日が出ることも前提にしておくべきです。週に1回は遅れを調整する日を作り、計画を修正できるようにしておくと、夏休み全体が崩れにくくなります。
関関同立合格塾でできる夏休みのサポート
関関同立合格塾では、関関同立を目指す高校生・浪人生に向けて、オンライン個別指導と学習管理を行っています。夏休みの勉強では、志望校と現在の学力を確認したうえで、どの科目をどの順番で進めるべきかを整理します。
また、授業だけでなく、日々の学習計画、質問対応、過去問や模試の振り返り、保護者への共有も行うため、夏休みに勉強量を増やしたいけれど、何から手をつければよいか分からない生徒にも対応しやすい形です。
まとめ
関関同立志望者の夏休みは、勉強時間を増やすだけでなく、合格に必要な内容へ正しく時間を使うことが大切です。英語、国語、社会、数学それぞれで基礎を固め、夏休み後半には志望校の出題形式にも触れていきましょう。
反対に、参考書を増やしすぎる、得意科目だけに偏る、過去問を解いて終わるといった勉強は避けたいところです。夏休みの使い方に迷っている場合は、早めに計画を見直すことで、秋以降の伸び方が変わります。