Column
関関同立志望者が冬休みに優先すべき勉強とは?
関関同立志望者が冬休みに優先すべき勉強とは?
この記事は主に、入試を目前にした高校3年生・浪人生の冬休みを対象に、当塾の学習計画の考え方を紹介します。高校1・2年生は、入試までの期間や学校の進度に応じて基礎学習・未習範囲の学習を計画してください。夏休みのように大きく範囲を広げるというより、合格点に近づくために、失点を減らす勉強へ絞る必要があります。冬休みは「何をやるか」以上に、「何をやらないか」の判断が大切です。
冬休みは仕上げと修正の時期
冬休みの時点では、入試本番までの残り期間がかなり短くなっています。そのため、目的なく基礎をすべてやり直したり、参考書を何冊も増やしたりする計画は、残り時間に収まるか確認する必要があります。ただし、必要な未習範囲や広く不足している基礎を補う学習、新しい教材の必要部分の利用まで避ける必要はありません。
大切なのは、現在の得点状況を確認し、どの科目・どの分野で点数を上げる余地があるかを見極めることです。関関同立対策では、英語長文、国語の選択肢、社会の正誤問題、数学の典型問題など、失点しやすいポイントを冬休みに修正できるかが重要になります。
冬休みの基本方針
- 新しい勉強を広げすぎない
- 過去問と模試の失点原因を優先する
- 取れる問題を落とさない状態にする
- 苦手分野を全部ではなく、点数につながる順に直す
- 本番の時間配分を決める
関関同立志望者が冬休みに優先すべき勉強
1. 過去問の失点から優先順位を考える
冬休みは、過去問をただ解く時期ではありません。解いた後に、どの問題で失点したのか、なぜ失点したのか、次に同じ問題形式が出たらどう対応するのかまで整理する必要があります。
特に関関同立では、大学ごとに問題形式や時間配分の特徴があります。過去問を解いたら、点数だけで判断せず、設問ごとの失点理由を確認しましょう。
2. 英語は長文の読み方と時間配分を固める
冬休みの英語では、実際の失点原因に合う復習を選びます。語彙不足が広い場合は単語帳全体の点検も候補となり、読解の復習だけを優先するとは限りません。単語不足、構文把握のミス、設問の根拠探しの甘さ、時間配分の失敗などを分けて考えましょう。
関関同立の英語では、本文を読めているつもりでも、選択肢で迷って失点するケースがあります。冬休みは、解説を読んで終わるのではなく、「なぜその選択肢が正解なのか」「なぜ他の選択肢が違うのか」まで確認することが重要です。
3. 国語は必要な範囲・解答形式を点検する
現代文は、感覚で読む勉強を続けていると点数が安定しません。冬休みは、本文のどこを根拠にして選択肢を判断したのかを確認し、間違えた選択肢に引っかかった理由を整理しましょう。
古文は、単語・文法・敬語・主語把握のうち、失点につながっている部分を優先して復習します。全範囲を完璧にしようとするよりも、過去問で繰り返し出ている弱点を直す方が得点に結びつきやすいです。
4. 社会科目は正誤問題と暗記の抜けを埋める
日本史や世界史では、冬休みに通史を最初からやり直すよりも、過去問や一問一答で抜けている範囲を特定し、優先順位をつけて復習することが大切です。
関関同立では、単純な用語暗記だけでなく、時代の流れ、人物や出来事の関係、正誤判断が問われることがあります。冬休みは、暗記の穴を埋めながら、間違えた問題を何度も確認しましょう。
5. 数学は解ける問題を確実に取る
数学を使う受験生は、冬休みに難問を追いかけすぎるよりも、典型問題の取りこぼしを減らすことが重要です。解法を見れば分かる問題でも、本番で自力で解けなければ得点にはなりません。
冬休みは、過去問や模試で落とした問題を中心に、解法の再現性を確認しましょう。解き直しを中心とするか新しい類題を補うかは、失点内容と残り時間から決めましょう。
冬休みに見直したい勉強の進め方
| 避けたい勉強 | 理由 |
|---|---|
| 新しい参考書を一気に増やす | 残り期間が短く、完成度が低いまま本番を迎えやすくなります。 |
| 過去問を解きっぱなしにする | 失点原因を直さなければ、次に同じ形式でまた失点します。 |
| 苦手科目を全部やり直そうとする | 範囲が広すぎて、点数につながる部分まで手が回らなくなります。 |
| 得意科目だけで安心する | 本番では苦手科目の失点が合否を左右することがあります。 |
| 睡眠を削って勉強時間だけ増やす | 集中力が落ち、復習の質や本番のパフォーマンスに影響します。 |
理科と漢文・記述が必要な場合も計画に入れる
理系の例では、物理は現象・立式・計算、化学は理論・無機・有機、生物は知識・図表・考察のうち、答案で不足した点を確認します。必要な科目数や選択可能な組合せ・範囲は学部・方式で確認してください。国語で漢文や記述が必要な場合も、その知識や解答手順を計画に入れます。
合格最低点と比較するときは、同じ年度・学部・方式の満点・配点・得点調整や換算を確認します。素点の自己採点と調整後の最低点を単純比較せず、採点基準が非公表なら概算として扱いましょう。初見と解き直し、制限時間の違いも記録します。
冬休みの勉強計画は科目ごとに分けて考える
冬休みの計画は、「毎日何時間勉強するか」だけで決めると失敗しやすいです。科目ごとに、点数を上げるために何を直すべきかを分けて考える必要があります。
| 科目 | 冬休みに優先したいこと |
|---|---|
| 英語 | 長文読解の復習、設問根拠の確認、時間配分の目安を作り、演習結果に応じて調整 |
| 現代文 | 選択肢の根拠確認、誤答パターンの整理 |
| 古文 | 単語・助動詞・敬語・主語把握の弱点補強 |
| 日本史・世界史 | 過去問で間違えた範囲の暗記、正誤問題対策 |
| 理科(必要な場合) | 物理・化学・生物など指定科目の知識・計算・考察の失点補強 |
| 数学 | 典型問題の解き直し、失点した分野の再確認 |
冬休み中に見直したいサイン
- 過去問の点数だけ見て、復習内容が決まっていない
- 毎日勉強しているのに、何を改善しているか説明できない
- 入試本番の時間配分がまだ決まっていない
- 苦手分野を広く浅く触るだけになっている
- 併願校対策と第一志望対策の優先順位が曖昧になっている
保護者が確認すべきポイント
冬休みになると、保護者の方も不安になりやすい時期です。ただし、勉強時間だけを確認しても、合格に近づいているかは分かりません。
確認したいのは、「過去問の復習内容を本人が説明できるか」「次に直すべき失点原因が明確か」「本番までの優先順位が決まっているか」です。ここが曖昧な場合は、本人の努力不足ではなく、計画や分析の仕組みが足りていない可能性があります。
個別学習計画の作成はご希望の方のみです。詳しくは料金・サポート内容をご確認ください。
関関同立合格塾でできる冬休みのサポート
関関同立合格塾では、関関同立を目指す高校生・浪人生に向けて、オンライン個別指導と学習管理を行っています。冬休みの段階では、残り期間で何を優先すべきかを整理し、過去問や模試の結果から具体的な学習計画へ落とし込みます。
授業だけでなく、日々の勉強内容の確認、質問対応、過去問復習の見直し、保護者への共有も行うため、「本人は頑張っているが、何を直せばよいか分からない」という状況にも対応しやすいです。
まとめ
入試直前の冬休みは、残り期間と現在の到達状況から、復習・必要な新規学習・本番形式の演習の配分を決めましょう。過去問の復習、英語長文の時間配分、国語の選択肢、社会の正誤問題、数学の典型問題など、点数に直結しやすい部分から優先しましょう。
冬休みの勉強で迷ったときは、「今やっている勉強が本番の得点につながるか」を基準に見直してみてください。やることが曖昧なまま進めるより、優先順位を整理してから取り組む方が、入試直前期の伸びにつながりやすくなります。