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関関同立英語の長文で最後の2択に迷う人へ|本文と選択肢の照合法
関関同立英語の長文で最後の2択に迷う人へ|本文と選択肢の照合法
関関同立英語で選択肢を最後の2つまで絞って迷うときは、本文の根拠を先に確定し、選択肢を「誰が・何を・どの範囲で・どの強さで述べているか」に分けて比較しましょう。
設問も選択肢も読めるのに、最後は雰囲気で選んでしまう。関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学を目指す受験生に向けて、この記事では長文の内容一致問題などで、残った選択肢の違いを見つける手順を整理します。
この記事の要点
以下は内容一致・理由説明などの選択式読解に使う学習手順です。語句補充や文法問題には、語法・構文など別の判断が必要です。
最後の2択で迷う原因を分ける
選択肢で迷う原因は、選択肢の読み方だけとは限りません。「設問の対象が曖昧」「本文の意味を取り違えた」「根拠は分かるが選択肢の差を見落とした」の3つに分けると、直す場所を選べます。
設問が何を求めているかが曖昧な場合
筆者の主張を問われているのに、登場人物の意見を根拠にしていないか確認します。理由を問われているのに、結果だけを述べた選択肢を選んでいないかも重要です。まず設問の対象を「誰の、何についての情報か」と短く言い直してください。
本文を読めていると思っても、根拠が曖昧な場合
解答解説を読む前に、根拠だと思う箇所を自分で説明してみます。主語、否定、比較、指示語の内容を説明できなければ、その文の読解を先に直します。これは選択肢比較の練習だけでは解決しません。
本文は説明できるのに、選択肢で外す場合
この場合は、本文と選択肢の意味の差に注目します。選択肢に本文と同じ単語があることより、本文が述べる範囲を超えていないかを確認しましょう。
本文と選択肢を照合する4手順
選択肢同士を眺め続けるより、設問から本文へ戻り、根拠を固定してから比較する順番を試してください。
- 設問の対象を確認する。「筆者の主張」「ある出来事の理由」など、何を答える問題かを一言にする。
- 本文の根拠箇所を探す。指示語や逆接がある場合は、前後も読んで意味が完結する範囲を確認する。
- 根拠を短く言い直す。「一部の学生は、静かな環境で集中しやすい」など、主語と条件を残す。
- 残った選択肢を根拠と照合する。合う点だけでなく、本文では言っていない点を確認する。
設問が文章全体の主旨を問う場合は、一文だけで根拠を決めません。各段落の役割と結論をまとめ、選択肢が全体の主張を表しているかを見ます。
2択まで絞れても、最初に消した選択肢が正解の可能性は残ります。残った2つをどちらも本文と設問から支持できない場合は、設問の読み方と、ほかの選択肢を消した理由を見直してください。
「本文にその単語がないから不正解」とは限りません。言い換えが成立する選択肢もあります。単語の一致ではなく、意味の一致を確認します。
比較すべき4つのズレ
残った2つの違いは、主語・範囲・程度・因果関係に分けると確認しやすくなります。これは誤答を機械的に見抜く法則ではなく、照合時の確認項目です。
| 確認する点 | 本文と選択肢のズレの例 | 確認する質問 |
|---|---|---|
| 主語・対象 | 研究者の意見が、筆者自身の結論に変わっている | 誰の発言・判断なのか |
| 範囲・条件 | 一部の人についての説明が、全員への説明になっている | 対象や条件が広がっていないか |
| 程度・確実性 | 可能性の説明が、必ず起こるという断定になっている | mayとmustなどの違いを読めているか |
| 因果・時系列 | 同時に起きた出来事が、原因と結果として説明されている | 本文は因果関係まで述べているか |
alwaysやallが入っている選択肢も、本文がその内容を述べていれば正解になり得ます。「強い表現は消す」という裏技にせず、本文にその強さを支える根拠があるかで判断してください。
練習例で判断の違いを確認する
次は照合の練習用に作成した例です。実際の大学入試問題ではありません。
本文:Some students find it easier to concentrate in a quiet room, while others prefer a place with a little background noise.
選択肢A:All students need complete silence to concentrate.
選択肢B:A quiet room helps some students concentrate.
本文は「静かな部屋で集中しやすい学生もいれば、少し背景音がある場所を好む学生もいる」という内容です。Aはsomeをallへ広げ、静かな環境を全員に必要な条件へ変えています。Bは静かな環境が一部の学生の集中を助けるという範囲を保っています。この例ではBが一致します。
復習では「Aは言いすぎ」だけで終えず、「someという対象範囲をallへ広げている」と記録してください。次の文章でも確認する場所が明確になります。
なお、Bが一致するのはこの本文との照合結果です。別の本文でも似た表現を選べばよい、という意味ではありません。
迷った問題の復習と本番での扱い
復習するのは間違えた問題と、迷って正解した問題です。偶然の正解をそのままにすると、次の演習で同じ迷いが残ります。
- 設問番号と、自分が迷った2つの選択肢
- 本文の根拠箇所と、その短い言い換え
- 誤答のどの語句が、本文のどの情報とずれているか
- 原因は本文読解か、選択肢比較か
記録は一問につき数行で十分です。翌日などに解説を隠し、根拠と誤答理由をもう一度説明します。正解番号を覚えている場合は、番号ではなく、どの情報の差で決まるかを確認してください。
本番では一問に戻り続けない
根拠を照合しても決まらない場合は、問題に印を付け、暫定解答を記録して次へ進む方法もあります。戻る時間の上限は、普段の過去問演習で残り問題数と見直し時間を踏まえて決めてください。
英語全体の勉強順序や基礎の確認が必要な場合は、関関同立の英語対策・勉強法もあわせて確認できます。
よくある質問とまとめ
選択肢はすべて日本語に訳した方がよいですか?
毎回、全選択肢を丁寧な日本語にする必要はありません。比較に必要な主語、動作、条件、否定などを押さえます。ただし、選択肢そのものの構文が取れない場合は、復習で一文を正確に読む練習を優先してください。
知らない単語がある選択肢は消してよいですか?
知らないという理由だけで消すのは避けましょう。本文の言い換えである可能性があります。前後から意味を推定して照合し、復習で語の意味と使われ方を確認します。
同じ問題を解き直すだけで十分ですか?
同じ問題では判断の手順を確認し、別の初見問題ではその手順を使えるかを確認します。前回の答えを思い出せるだけでは、選択肢比較ができるようになったとは判断できません。
最後の2択で迷うときは、本文の根拠を確定し、選択肢の意味のズレを説明することから始めましょう。まずは迷った一問について、「どこが一致し、どこが一致しないか」を言葉にしてください。
英語長文の選択肢で迷ってしまう方へ
本文を読む力と、根拠をもとに選択肢を比較する力のどちらに課題があるかを整理すると、次の練習を決めやすくなります。
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