Column

関関同立志望の子どもに志望校を下げてほしいとき|親の不安・家庭条件の伝え方

関関同立志望の子どもに志望校を下げてほしいとき|親の不安・家庭条件の伝え方

関関同立志望の子どもに、親が「志望校を下げてほしい」と感じたら、先に自分の心配と家庭の条件を分けましょう。不合格への不安、費用や通学の制約、本人の希望は別の問題です。親だけで結論を出さず、支えられる範囲を具体的に伝え、学力面の判断は学校や塾に材料を持って相談します。

関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学を目指す姿を見て、挑戦を応援したい気持ちと、無理をさせたくない気持ちが重なることがあります。ただ、大学名を変えれば親の不安も本人の負担もなくなるとは限りません。

この記事は、志望校変更の得点基準ではなく、親が変更を望んだときの話し合い方を扱います。本人の希望を聞くことと、家庭の制約を隠さないことを両立するための実用上の提案です。以下の言い換えやメモは、合格や親子関係の改善を保証するものではありません。

この記事の要点

心配と条件を分ける不安を、学力の結論にしません。
希望を聞いてから伝える本人が残したいものを確かめます。
未決定を具体化する確認する資料と相談先を残します。

親が下げたくなる理由を、心配と条件に分ける

まず「何が起きるのが心配か」と「家庭で対応できない条件は何か」を別に書きます。「関関同立は難しそう」という一言のままでは、本人と何を相談すべきか定まりません。

親の不安は、そのまま学力の判定ではない

不合格で落ち込む姿を見たくない、周囲から何か言われそうで怖い、受験が長引くのが心配。そうした気持ちがあっても、親の心配だけで「本人には無理」と結論づけないようにします。心配していることを、本人の能力の評価と切り離して伝えます。

河合塾Kei-Netは、合格可能性評価を模試を受けた時点での評価と説明しています。判定が気になる場合も、親がその結果から受験全体の結論を代わりに決めるのではなく、結果の読み方を先生に相談する材料にします。これは「判定を無視してよい」という意味ではありません。

動かせない条件は、早めに言葉にする

家計から支えられる範囲や自宅からの通学が必要な事情は、本人の希望だけでは変えられない場合があります。それを伏せたまま、学力を理由に志望校を変更させようとしないことが大切です。家庭内で確認済みの条件と、まだ調べていない条件も分けます。

学力・残り期間・併願の判断そのものは、志望校を下げるべきか迷ったときの判断基準で扱っています。本記事では、その判断を親子の話し合いに持ち込む前の整理に絞ります。

変更の提案より先に、本人の希望を聞く

最初に聞くのは、本人がその大学・学部で何を大切にしているかです。変更に賛成させるための質問ではなく、親がまだ知らない理由を確認する時間にしましょう。

「なぜそこなの?」を、理由の採点にしない

「学びたい分野はある?」「大学名以外で残したい条件はある?」と聞き、答えをすぐ否定しないようにします。まだ理由が明確でないなら、本人が学部の授業や通学場所を調べる機会を残します。うまく説明できないことと、希望がないことは同じではありません。

親が別の候補を考えている場合も、「ここなら受かる」と決めつけず、大学・学部と提案する理由を具体的に示します。候補先の学ぶ内容を確認せず、大学群の名前だけを入れ替える話にしないようにします。

親の気持ちは、本人への命令と分けて伝える

伝え方の例は「受からないと思うから下げよう」ではなく、「私は結果が出なかった場合の進路が心配。あなたの希望を聞いて、確認することを一緒に整理したい」です。これは架空の声かけ例で、どの家庭にも同じ効果がある表現ではありません。

会話が難しいときは、希望や条件を短いメモで交換する方法もあります。その場で返答を求める必要はありませんが、出願などに必要な確認を無期限に延ばさないよう、次に話す機会は別に決めます。

家庭の制約を、大学の評価に置き換えない

家庭の条件を伝えるときは、「その大学はやめた方がよい」ではなく、何をどこまで支援できるかを示します。本人の希望を尊重することは、家庭がすべての費用や生活条件を引き受ける約束ではありません。

親が気にしていること避けたい置き換え相談する内容
進学費用の負担「あなたの学力では無理」家庭が負担できる範囲と、未確認の費用を分けて伝える。
通学・住まいの条件「近くの大学の方が上」自宅通学が必要な理由と、実際の学部・キャンパスを確認する。
不合格への心配「別の大学なら安心」親の心配を共有し、候補の学力面は先生へ相談する。
本人との会話の不足「本気ではないから変更」希望や困りごとを聞く機会と、共有する情報を決める。

金額・場所は、大学の公式資料で確認する

大学群や偏差値だけで学費や通学負担を推測しません。候補となる大学・学部の公式資料で、入学時と在学中の費用、学ぶキャンパス、手続きの時期を確認します。支援制度を利用するつもりなら、対象条件や申請時期も確認し、採用や利用を確実な前提にしないようにします。

この記事では具体的な費用額や制度の適用を判断しません。親がまだ決めていないことまで「家庭の決定」として伝えず、確認する必要がある事項として本人と共有します。

結論を押すのではなく、未確認事項を相談する

学校や塾に相談するときは、「子どもを説得してください」ではなく、親子で判断するために足りない情報を聞きます。本人の希望と家庭の条件を隠さず、学力面の説明と進学先の意思決定を分けましょう。

先生に、親の希望を代弁させない

保護者だけで先に相談する場合も、「家庭では費用が心配だが、本人は現在の志望を続けたい」というように意見の違いを伝えます。先生の言葉で希望変更を迫るよう依頼すると、本人が相談に参加する余地がなくなります。親の結論を補強する回答だけを探さないようにします。

成績資料の解釈や現在の対策状況は先生に確認し、家庭で対応できる条件は保護者が伝えます。本人が希望する学びや候補への考えは、本人の言葉で確認します。誰か一人が他の二つまで推測して決めないことが大切です。

保留するなら、確認することを残す

その日に結論が出なくても構いません。未確認の学部内容、費用、学力面の見通しなどを列挙し、誰がどこで確認し、いつ持ち寄るかを決めます。ただし、相談日程は大学の出願・手続期限に間に合うように設定します。全大学に共通する「変更の最終日」は設けません。

希望は継続しつつ家庭条件を調べる場合と、現時点で条件を満たさない候補を見直す場合では、次に必要な作業が異なります。「親が安心するまで考え直す」という終わりのない話し合いにせず、次の確認事項を具体化しましょう。

親が志望校変更を望むときのよくある質問

模試判定が悪いなら、親から変更を勧めてもよいですか?

心配を伝えることはできますが、判定だけで本人の代わりに結論を出さないようにします。結果の意味や対策状況を先生に確認し、親の不安と学力面の情報を分けて話しましょう。継続も変更も、合格を保証する選択ではありません。

費用の都合で希望に応えられないときは、どう伝えますか?

家庭が支えられる範囲を具体的に伝え、本人の学力や努力の問題に置き換えません。まだ確認していない費用や制度は未確認とし、公式資料を調べる担当を決めます。支援制度が必ず使える、大学を変えれば必ず安くなるとは考えません。

本人が話したがらないときは、親だけで決めてよいですか?

話したがらないことを、希望変更への同意とは扱いません。メモを使う、別の時間を設ける、学校や塾に話し合いの支援を相談する方法があります。家庭の動かせない条件は明確に伝えつつ、本人が希望を述べる機会を残します。

次の話し合いに、三つのメモを持ち寄る

次の話し合いには、親の心配、家庭の条件、本人の希望を分けたメモを用意しましょう。話を始める目的は、変更の同意を取ることではなく、未確認事項を見える形にすることです。

  1. 親は「心配なこと」と「支援できる範囲」を別々に書く。
  2. 本人は残したい大学・学部や条件を書く。未整理でもよい。
  3. 確認できていない資料と相談先を選ぶ。
  4. 誰が確認し、次にいつ話すかを決める。

たとえば、親は自宅通学が必要だと考え、本人は特定分野の授業を希望しているとします。その場合、最初に確認するのは大学の順位ではなく、希望学部のキャンパスと学ぶ内容です。これは架空の整理例です。条件が合わないと分かれば、本人の希望を残せる別の候補を具体的に検討します。

参考資料:河合塾Kei-Net「合格可能性評価」(2026年10月3日参照、ページ公開日不明)。模試を受けた時点の評価という説明を参照。家庭での会話やメモの手順は、本記事の提案です。

関関同立志望の子どもの進路で迷っている保護者の方へ

親の心配、家庭の条件、本人の希望を分けて整理しましょう。成績や対策状況の確認に必要な材料をそろえ、親子で次に話し合う内容を具体化できます。

公式LINEから、無料学習相談・無料体験授業の予約ができます。

公式LINEで無料学習相談する

「志望校を下げてほしい」と言う前に、何が心配なのか、家庭で何を支えられるのかを一つずつ言葉にしてください。本人の希望と並べて見ることが、次の相談の出発点になります。

関関同立合格塾では、オンラインのマンツーマン授業と個別学習計画で、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学を目指す高校生・浪人生をサポートしています。

無料学習相談の内容を見る

あなたの志望校合格への道筋を
明確にします

現在の学力から志望校を分析し
最短ルートの合格戦略をご提案します。
保護者様・生徒さんともに
お気軽にご相談ください。