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関関同立英語は共通テスト対策だけでよい?大学別対策を始める判断基準
関関同立英語は共通テスト対策だけでよい?大学別対策を始める判断基準
関関同立の大学独自試験を受けるなら、共通テスト英語の得点が上がるまで大学別対策を待つ必要はありません。まず志望する学部・方式の過去問を確認し、共通テスト対策で補える力と、別に練習が必要な設問を分けましょう。「何月から」「何割取れたら」と一律に切り替えるのではなく、受験方式、実際の失点、残り期間から学習配分を決めることが大切です。
ただし、大学別対策を始めることは、共通テスト対策をすべてやめることではありません。共通テスト利用や国公立大学との併願がある人は、必要なリーディング・リスニングの対策を残します。語彙や文構造の理解など、両方に使う基礎も継続します。この記事では、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学を目指す人が、英語の学習内容をどう組み替えるかを扱います。
この記事の要点
2026年10月2日時点で確認した公式資料を参照しています。2027年度入試を受ける人は、正式な入学試験要項の公開・更新後に、科目、配点、英語の扱いを再確認してください。以下の学習手順は当塾からの提案であり、合格を保証する基準ではありません。
共通テスト対策だけでよいかは受験方式で変わる
最初に決めるのは教材ではなく、どの試験の英語が合否判定に使われるかです。「関関同立志望だから私大英語だけ」「共通テスト利用も出すから共通テストだけ」という判断では、必要な対策が抜けることがあります。
大学・学部・方式ごとに、大学独自の英語試験の有無、共通テスト英語の利用、リーディングとリスニングの扱い、英語資格による換算などを確認します。同じ大学でも、別の方式に同じ条件を当てはめないでください。
| 受験予定 | 計画に残すもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 大学独自試験を主軸にする | 共通の基礎と、受験する大学の設問形式に合わせた演習 | 共通テスト型のセット演習だけで大学別対策を代用しない |
| 共通テスト利用を主軸にする | 利用科目・換算に合う共通テスト対策 | 独自試験を受けない方式なら、その英語過去問を主教材にする必要はない |
| 両方を受ける・国公立も併願する | 必要な共通テスト対策と、実際に受ける独自試験の対策 | 英語だけでなく他科目も含めて、復習まで回る量にする |
共通テストと大学独自試験を併用する方式では、どの科目をどちらの試験で評価するかも確認します。「併用」という名前だけで、大学独自の英語があると決めつけないことが重要です。
出願するかどうか自体で迷っている場合は、関関同立の共通テスト利用を検討する記事で受験全体の方針を整理してください。本記事は、受験予定に合わせた英語の学習配分に焦点を絞ります。
共通テストの得点率を切り替え条件にしない
「共通テストで8割取れたら大学別対策へ進む」といった、全員共通の到達基準は設けない方がよいでしょう。共通テストの得点だけでは、大学独自試験で求められる処理をどこまで練習したかが分からないからです。
一方で、共通テスト対策が無駄になるわけではありません。語彙を文脈で判断する力、文構造を理解する力、文章の要点をつかむ力は、異なる試験にも使います。切り替える対象は英語の基礎そのものではなく、演習形式と時間の使い方です。
高得点でも、未練習の設問は残る
共通テスト型の問題を解けても、受験する大学に文法・語法の独立問題や記述問題があれば、別に練習が必要なことがあります。正答を選ぶ経験と、自分で答案を書く経験は同じではありません。
点数が低いときも、過去問の確認はできる
基礎が不安な人は、難しい過去問を何年分も解き続ける必要はありません。それでも、問題の構成を見たり、一部を試したりすれば、今の教材で何を準備するべきかを判断できます。
「大学別問題を確認する段階」と「本番条件で通し演習を積む段階」は分けましょう。前者まで先延ばしにすると、必要な設問形式を知らないまま直前期を迎えるおそれがあります。
大学別対策を始める前に形式の差を確認する
切り替えの判断には、自分が受ける方式の問題を使います。大学名だけで教材を選ばず、過去問と公式の講評から、何を読む・判断する・書く試験なのかを確認してください。
例えば、立命館大学の公式「過去問題・講評」では、通常の「英語」はマーク形式と案内されています。同ページの英語講評には、長文総合問題に加えて会話文、文法・慣用句、語句選択英文完成が示されています。「マーク式だから共通テスト型だけで十分」とは判断できません。なお、同ページの「国際関係に関する英文読解」は別科目として案内されているため、混同しないでください。
出典:立命館大学「過去問題・講評」、英語の講評。掲載された過年度問題・講評は学習上の参考資料です。受験年度の正式要項も確認してください。
確認したい差は、次のように整理できます。
- 読解:文章の要点だけでなく、細部・論理関係まで説明できるか
- 知識問題:文法・語法・会話表現など、独立した設問があるか
- 答案形式:選択式か記述式か。実際に手を動かして解答できるか
- 試験全体:問題量と制限時間に対して、未着手の設問が残らないか
最初の確認は、内容や形式の違いを見つけるための診断です。一部の大問だけを試した結果から、全体の合格可能性や必要な勉強時間まで断定しないでください。
共通テストと大学別問題の得点率を、そのまま同じ尺度で比べないでください。問題の難度・構成・採点条件が異なります。「何点低かったか」より、今まで練習していなかった処理が何かを確認します。
英語の週間計画を3つの枠で組む
週間計画は「共通の基礎」「大学別の不足」「共通テストの維持」の3枠に分けると、重複した演習を減らしやすくなります。すべてを別の教材で一から進める必要はありません。
共通の基礎は、同じ復習で支える
語彙や文構造で両方の試験に失点しているなら、まずその弱点を修正します。共通テスト用・私大用という名前で同じ単元の教材を増やすより、既習内容を本文で使えるか確かめましょう。
大学別の不足には、先に予定を確保する
受験する独自試験で文法問題を落としているなら文法・語法の練習、記述答案が書けないなら答案作成と添削の時間を入れます。問題を解く時間だけでなく、原因確認と解き直しを同じ枠に含めてください。
必要な共通テスト対策は、やめずに管理する
共通テスト英語を利用する予定がある人は、リーディング・リスニングの扱いと自分の失点に合わせて継続します。大学独自試験の対策を増やすことを理由に、必要なリスニングを急にゼロにしないでください。
例えば「両方の読解で語彙に詰まり、大学別の文法問題は未練習、共通テストのリスニングも利用する」という人なら、語彙の共通復習を続け、大学別文法の演習と復習を追加し、リスニングの予定も残します。時間が足りなければ、目的が重なるセット演習の回数を先に見直します。
この例は配分を考える手順であり、全員に同じ時間比率を勧めるものではありません。英語に使える総時間を決めたうえで、他科目の必要な学習時間を削りすぎていないかも確認しましょう。
配分を変えた後は別の問題で確かめる
計画の良し悪しは、勉強時間の比率だけでは判断できません。新しく入れた対策が、別の問題でも使えるようになったかを確認します。
- 受験する方式と、英語に使える週間時間を書き出す。
- 大学別問題で未練習・失点の多い形式を特定する。
- 次の週の優先課題を一つに絞り、演習と復習の予定を入れる。
- 別の問題でその課題を確かめ、必要な共通テスト対策の進捗も確認する。
- 改善した部分は維持へ回し、残った弱点に次の時間を使う。
記録は「形式/間違えた原因/次に行う練習/再確認の結果」の4項目で十分です。同じ問題の答えを覚えて解けることと、初見の類題に対応できることを分けます。
文法や記述の形式に慣れても、通し演習では時間切れになることがあります。個別の修正が進んだら、本番条件で全体を解き、時間配分を確かめましょう。同志社志望で全体の時間管理を詳しく整理したい人は、同志社英語の得点・時間配分を扱う記事も参考になります。
よくある疑問と今日からの進め方
大学別対策は、共通テストが終わってからでよいですか?
大学独自の英語を受けるなら、その形式の確認まで共通テスト後に先送りしない方がよいでしょう。記述や知識問題など、未練習の形式がある場合は、それ以前から必要な練習を予定に入れます。共通テスト後は、既に確認した課題へ配分を寄せる形にすると計画を立てやすくなります。
私立専願なら共通テスト対策をやめてよいですか?
私立専願という条件だけでは決められません。共通テスト利用・併用で受ける予定があれば、必要な科目の対策は残します。使わない場合も、共通の基礎まで捨てるのではなく、目的に合わない形式演習を見直してください。
大学別の過去問が難しくて進まないときは?
難しさを「語彙・文構造が不足」「内容は読めるが設問に不慣れ」「時間が足りない」に分けます。基礎不足なら、その部分に戻ることが先です。形式に不慣れなら、大問や設問を絞って練習します。何年分も解きっぱなしにする必要はありません。
共通テスト型の実際の問題は、大学入試センター「令和8年度試験の問題・正解」で確認できます。受験年度の案内は大学入学共通テストの公式ページを参照してください。大学別の最新要項とあわせて、使う試験・科目を整理しましょう。
共通テスト英語と大学別対策の配分で悩んでいる方へ
受験予定の学部・方式、両方の英語の答案、週間で使える時間をそろえると、残す対策と新しく入れる練習を整理しやすくなります。
公式LINEから、無料学習相談・無料体験授業の予約ができます。
公式LINEで無料学習相談する今日することは、教材を追加することではなく、受験方式と大学別英語の問題構成を確認することです。共通の基礎は残し、未練習の形式を一つ見つけ、次の週に演習と復習の時間を確保しましょう。